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大川様が自分でない女人と祝言を上げた
祝言の相手は友達の真梨様
喜美様の絶望は想像を絶するものだったでしょう
思い人と友達の両方に一度に裏切られてしまったのですから
お二人を憎む気持ちより絶望の方が上回っていた喜美様はそのまま駆け込み寺に駆け込み半出家してしまったそうです
それから月日が経ちましたが喜美様の心の傷は全然いえなかったそうです
喜美様はどんどん体調を悪くなされて痩せ細りみるもあわれな状態になっていたそうです
一方大川様には初めての男子が授かったそうです
それを知ったそうかどうか
喜美様はついに世をはかなみ自害する事を決意してしまいます
しかし上野不忍池の近くの木で首をつろうとした喜美様を助けた者がおりました
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