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「や……いっ、あぁあ、凌ッ、ダメ、本当にダメェ」
やまない抽送に、体はどんどん快楽に侵蝕されていく。
速さを増す律動に、凌さんの絶頂が近いことを悟るけれど、気持ち良すぎて意識が飛びそうになる。
「ああ……んっ、秋菜、も、出すぞ」
「やぁああっ、んっ、早くッ……思いっきり出して、凌さんッ、ああ……凌ッ」
奥まで呑み込んだ屹立をギュッと締め付けると、小さく呻いた凌さんは皮膜越しにドクドクと吐精する。
「んっ」
「はあ……はぁっ、はあ」
残滓まで搾り出すように、凌さんが僅かに腰を震わせると、快楽の余韻が全身を駆け巡り、いよいよ手足の震えで立っていられなくなる。
「飛ぶなよ、秋菜」
「……ん。大丈夫です。んぁっ」
ズルッと楔が引き抜かれると、喪失感で切なくて咄嗟に振り返ると凌さんの頬を掴んでキスをする。
「んふっ、ん……ふぅっ」
くちゅりと濁った水音を立て、激しく舌を絡めてキスを貪ると、立っていられなくなって彼にしがみついたまま、ゆっくりとバスタブに身を沈める。
「はあ、はあ、はぁっ……」
バスタブの縁に体を預け、乱れる息を整えていると、避妊具を片付けた凌さんが後ろに座って私を抱き寄せる。
「頑張ったね」
「もう、この体力オバケ」
「秋菜だからだよ。諦めて」
余裕たっぷりな様子で私の項にキスをすると、まだしたりないのか乳房を弄ぶ。
そして結局、その後もう一度浴室で愛を確かめ合って、寝室に移動してからも意識が飛ぶまでたっぷりと凌さんに可愛がられてしまった。
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