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”飛ぶ”は”跳ぶ”の上位概念というやつがいる。
それは何もわかっていないうやつがいうセリフだ。
”飛ぶ”は要するに翅さえあればいい。
逆に言うとそれ以外はいらない。それさえあれば誰でも飛べるのだ。つまらない。ほんとにつまらない行為だ。
しかし、”跳ぶ”は違う。”跳ぶ”にはその研ぎ澄まされた肉体。鍛え抜かれた肢。それだけではない。跳んですぐに着地という行為がある。その着地点を誤ると”死”に直結する。
もうわかると思うが”跳ぶ”には洗練された己の肉体のみならず、明晰な頭脳も必要となる。
”跳ぶ”とは選ばれたもののみに許される孤高にして至高の行為なのだ。
俺の跳躍はまだまだのびる。
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