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平凡社新書の攻めっぷり
皆様ごきげんよう!!
平凡社新書の新刊、木村朗子著『百首で読む『源氏物語』 和歌でたどる五十四帖』を読了しました。
国文科あがりのくせにろくに知らない源氏物語。作中に七九五首も和歌があるとは知りませんでした。
本書はそんな膨大な『源氏物語』の和歌から、ストーリー上重要な和歌を百首選び、なおかつ『源氏物語』のアウトラインを描いてみたもの。
帯には「二〇二四年の大河ドラマの鑑賞に!」とあって、平凡社もたいへんだなぁ……あるいは……こういう本で稼いでマニアックな平凡社ライブラリーや東洋文庫を出すのかと複雑な気持ちに。
でも、内容はすこぶる面白いのです!!
やはり和歌をメインに『源氏物語』の流れをつかめるのはなかなか面白い趣向。
ただ、欲をいえばもうちょっと一首一首の解釈を緻密にできなかったのかな、というのと、もうちょっと文法的なアプローチができなかったのかな、という。とくに後者。
それにしても、当たり前ですが、『源氏物語』の登場人物が歌を詠んだ、ということで出てくる和歌はすべて紫式部の詠草なわけで、膨大な数の歌をちゃんと詠みわけているのは驚異的です。
紫の上の死に引きずり込まれたような光源氏の死が語られる第四十一帖、「幻」の展開は、こういった要約版でも胸に迫るものがありました。
それにしてもここ最近の平凡社はいい本出しまくりです。
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ペコメありがとうございます!!
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珠🐰ちゃん>ありがとう~けっこうdream.aiは表紙の絵に使えますb
月夜ちゃん>ですです!!>新スタート 一応150回投稿で次の回に移ろうかとb
倉橋さん>ブックス・エソテリカの『◯◯の本』シリーズ、あれ『ムー』の特集がベースなのですか!? ブックス・エソテリカは何冊も持ってますが、陰陽道のが欲しくて欲しくて。現代に活躍する倉橋さんの陰陽師もの書きたいですb
高木彬光さん、占術に造詣が深いとか、なかなか凄いですね。
澁谷さま>社用車に乗ってから行き先が~的なのはあるあるです。ググろうと思って検索窓に入れるとき「なにググるんだっけ?」みたいなね……💦
昭島さま>なんだかんだでこんなに続くとは思ってませんでした。とにかく読書仲間が欲しいから、というのはありますね。とのさんの配信がちょっと懐かしいです。
未季ちゃん>いや~わたしが続けているのはエッセイで小説じゃないし……💦 小説をもっと書きたいんです;;
でも、作品書き終えると、わたしもダウンしますよ……! それでもやっぱり小説が書きたいんですよね。
SFマガジンのバックナンバーは、J・G・バラードや、バリントン・J・ベイリーとかの掲載号を持ってるって感じです。
一時期は毎号買っていたのですけどね>SFマガジン
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