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やっぱりタイトルからしていいわこれ
皆様ごきげんよう……ようやっとフリードリヒ・ニーチェの『反時代的考察』の下巻を読み終えました。
息の長すぎる文体はドイツ語の元テクストに忠実なのでしょうが、一つのセンテンスが5行以上続くとか、センテンスの意味を汲もうとするだけでいっぱいいっぱいでした。
「たとへばドイツ人の許で本気に雄弁家の修養をつみたいと思ふ者、あるひは著作家たる者の学校に通はうと志す者があつても、彼は何処にも師匠と学校を見出さないであらう。弁舌やものを書くことが、きはめて周到な手引と極度の辛酸を伴ふ修行時代なしには、決して習得され得ぬ技であることなど、此処ではまだ考へられたことさへないように見える」
(本書279ページ 『教育者としてのショーペンハウエル』より。漢字だけは新漢字にしております)
ものを書くこと……その末席を汚している者としては、なかなかきつい言葉であります。
本書下巻には、『教育者としてのショーペンハウエル』と『バイロイトに於けるリヒャルト・ワーグネル』が収録されておりますが、とりわけワーグナーに寄せた文章が……あまりいいワーグナーの聴き手ではないものの……面白かったです。
ニーチェはその超人思想を、ワーグナーの楽劇と、それを上演する俳優兼歌手のうちに見ていたのではないのかな。
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ペコメありがとうございます!!
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珠🐰ちゃん>筒井先生はもともとかなりの高IQだったのよねたしか。今に至るまで筒井さんはわたしも好きです。とりわけラテンアメリカ文学の影響を受けてからの作品なんかもうね!
澁谷さま>そうなんですよ、とりあえずこの場面では必要、みたいなモブキャラの名前、わたしは積読本の邦訳者の名前、とかからパクってくるとか普通にあります。
リアル同僚のお名前からはリスキーではないでしょうかw
そうなんです、読書好きに対して三冊はきつい……。
倉橋さま>スピルバーグ、そうだったんですか!? ああ、でもわたしも気に入らないヒトの名前をいやなキャラにつけたこともあるのでわかります。
未季ちゃん>新連載楽しみに読んでますー!! ロマンス作家、いいですよね! わたしには書けないかと……。
なろうだけはなんだかたしかに特殊ですよね……。ホラーイベントなんてあるんですね。
読書量はあっても、なんだか忘れてしまったり、活きてないかも💦 そうなんですよ、そんな凄い方とは知らず、筒井康隆先生って……。
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