俺がこの世で1番弱い狼だ。 世界観説明

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"世界観" 主人(オーナー)と手駒(ペット)と呼ばれる人間がいる。 手駒は主人に逆らえず、主人を傷つけると吐き気や頭痛に襲われるものの、本人の気持ちとは関係なく、本能から主人を嫌ってしまう。 主人によって頭痛等の強さは変化する。 また、珍しくはあるが、主人から出る香気(フェロモン)を感じ取れる手駒も存在し、香気は手駒を安心させる他、強い香気は手駒を興奮させたり、五感、特に触覚を一時的に発達させることができる。主人の香気で興奮したり、五感が発達した状態の手駒は身体が思うように動かなくなる。 主人は本能的に手駒を自分の物にしようとし、そのためであれば手段は関係ないため、それを抑えるための薬や手駒の身体を守るための法律もいくつか存在する。 主人の中には香気を強く出せる者、そして、それをコントロールできるものが存在し、1億人に1人ほどだと言われている。 また、香気を出せる、コントロールできる主人の香気は、そのときの主人の感情により匂いや強さが変化する。稀に香気と瞳の色が感情によって変化する者もいるが、あまりにも珍しいため、その存在は幻という説もある。 信頼関係(タッグ)と呼ばれる主人と手駒の関係があり、『信頼関係を組む。』と表現するのがこの世界では一般的。また、手駒が主人の左手の薬指を噛むことで信頼関係を組むことができる。 信頼関係を組むための条件は、手駒が主人に心を開いていること、どちらかが人間であり、もう片方が動物であることなどが挙げられる。 信頼関係を組むと、動物の方は最大5日で体が人間の姿に変化する。外見が最優先で、内臓も同時に変形し、耳や尻尾、角などは最後に取れる。 歯はすべて抜けてから人間の歯が生え、いらなくなった分の内臓は基本的に排出物とともに体外に出ていく。 これらは激痛が伴い、最悪の場合は死ぬ。
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