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深夜の仕事帰りに、誰かに、駅から後を付けられている、あたし。
付けてくる足音が、急に走り出した。
怖くて、あたしは、転がるように、走った。
公園通りまで、行けば!
公園通りには、柴犬、小太郎くんを散歩させている飼い主さんがいるはず!
公園通りに走り着いたあたしは、小太郎くんを探した。
でも、誰もいなかった。
付いてくる足音は、すぐ後ろまで来ていた。
あたしは、怖かったけれど、振り向いた。
そこには、中年の大柄な人相の悪い男が、いた。
その男が、ニヤニヤ嗤いながら言った。
「、、あんたのこと、ずっと、好きだったんだ、、俺と付き合ってくれ」
「え?」
あたしは、恐怖に怯えた。
こ、小太郎くんの飼い主さん!
助けて!
男は、あたしに近付いて来て、あたしの肩を掴んだ。
「なあ、いいだろう?」
「や、やめて下さい!」
あたしは、震える声で叫んだ。
「何してるんだ?!」
その時、後ろから、凛とした声がした。
つづく、、
『守ってください❗️(中)』おわり
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