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信じないぞ、絶対変だ!
怒鳴ったつもりが掠れた小声。
席を立とうにも半勃ちが恥ずかしくて立てない。
遠くのトテ子の欲情を感じて、むしろまたフル勃起に向かう。
弥生は畳み掛ける。
「あなたのその性欲こそ、わたしが欲しい、じゃなかった、世界を救う唯一の希望なんだよ。たいちくん、わたしとヤッたあと、あ、世界の為に、トテちゃんと結ばれて、死んで!」
「弥生さん、人ひとりに死ねって、言ってる事わかってますか?」
「あなたの命と全人類(と、わたしのセックスライフ)、どっちが重いのかしら?わたし、まだ数える程しかえっちしてないのよ!」
支離滅裂だが、怒号に近かった。
「それに、愛しあう同士、結ばれてその絶頂で死ねるなんて、あなたしか味わえないのよ」
このおばはん、夢見る乙女の顔しとるわ。
「あーもーわかりました。善処致します。」
なんか、抜け道がある筈だ。
このイカれた女、今はうまくあしらっとこう。
「あ、最悪なのは、バトルの2mの距離でちんぽ入っちゃったら、あなた出ちゃうでしょ?トテちゃん、望む相手とだけデキるように出来てて、その結果アンゴルモアのキョーフの大王が生まれちゃうんだよ。だから、それだけは避けて、普通の恋愛みたいにえっちしてね。じゃないと、あなたたち、死なないから。」
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