第1話

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一家に一台。 飢餓救済。 堕天使。 トテ子のイメージは、様々だけど、だいたい似たりよったり。 色白でほくろだらけ。 微乳に程よく肉感的な肢体。 外見的に、トテ子は抜群に僕の好みだ。 かわいい。 で、トテ子の由来なんだけど、あのちっちゃい小動物みたいな彼女が、男のワイシャツをちょんとつまんで付いて行く時、まるであの、漫画の「トテテテ」って擬音が聴こえるみたいだったからだ。 みんな、「もう、あんとき、濡れてんだぜ」と噂した。 僕はフル勃起して、次の授業の起立に困る。 ずっと、起立してるからね。 どうやら僕は、ひとり彼女と関係を持たずに高校生活を終えた。 どんなオタクもブサイクも、トテ子とヤッた。 100人斬りどころじゃない、1000人斬りだ、と。 何故僕だけヤらなかったのか。 それは、彼女への恋が、崇拝にも近いものだったからである。 彼女はいつも後光が差していて、僕はその熱に焼かれてしまう。 それでも性欲と欲情には勝てないから、僕は僕を好きと言う違う女と身体を交わした。 違うんだ、トテ子。 違うんだよ。 その子とした直後、トイレでトテ子を想い、もいちど果てた。
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