引っ越しと同棲

1/2
前へ
/41ページ
次へ

引っ越しと同棲

 魔法少女ひまわり組外伝 スケベ勇者とセント・トーマス滅亡編新装版  みなさんこんにちは。ジョナサン・エルネストです。  まず、俺は勇者の家系に生まれましてね。  でも、社会的には痴漢のひ孫なんです。  何というか、俺は、実は最下層の不可触(ダリット)人間でして、ブロンズって知ってます?  プラチナ、シルバー、カッパーっていう、人間をクラス分けするランクってのがありまして、俺は更にその下のランクなんですよこれが。  なのに、俺が通ってたアカデミーの校長っつうババアに教員やれって言われて、ブロンズなのに教員やってたら、ひまわりってとんでもない生き物が入学してきたり、伝説の魔王がトラウマ塗れで復活したりしたんですよ。  まあ俺、一応俺勇者エルネストの一族の末裔なもんで、魔王が悪さしないように見張ることにしたんだが、この魔王、ビックリするほど善人だったもんで、ああやっぱり歴史って嘘ばっかなんだなあ。って思った。  まあそんなこんなで、生徒を守りながら、彼女が出来たり、夜の森でまあ、色々ムフフなこともあったりしたんだが、結局、世界の支配者経済協力連合っていうコングロマリットと、バチバチにやり合うハメになった。  連合の総帥っていう、魔王と同じ境遇の、異世界から来たジイさんを滅ぼし、現代の勇者っていう、最低の殺人鬼を俺が暗殺したりして、ちょうど1週間が経とうとしていた。  ゴーゴーっていう、何かが動く騒音と、ホースを持った、プリンとした大きな尻が見えた。  女性教員の制服着てて、大丈夫?スカート短いよね?アングルでパンツ見えちゃってる♡  ああ♡堪らん♡桃尻ちゃん♡ 「あー。フランチェスカさん?これは一体?」  ん?そう言って、振り返った艶っぽい横顔に、思わずドキッとしてしまった。  もう可愛いなあ♡俺の彼女♡ 「魔王が、貸してくれたの。魔力炉搭載型の、家庭用掃除機?って言ってたの。ごめんなさい。うるさかった?」  魔力炉。またぞろ何してんだうちの魔王は。  ところで、どこが家庭用だよ。ビール腹のおっさんが、デンと座っとるのか? 「炉?炉って、怖くない?」  俺の中には、恒星炉っていう、恐ろしいエネルギー源を有した、オートマータっていうロリメイドの悪夢が。  うちの出鱈目。ひまわりのイシノモリ・ユノっていう、よく解らないのも同じくらい恐怖だが。  まあそのロリメイドは、イシノモリ流武闘術奥義、「千早(ちはや)」っつうパンチの一撃で、バラバラに消滅したんだった。 「え?でも、凄く綺麗になるのよ?私達が暮らす部屋だもの」  ああうん。この同棲、ババアに内緒で強行したんだよな。 「まあ、君と付き合うことになって、俺の教員寮で同棲するのに異存はないんだが、家族寮って一軒家もあるんだよね?家庭持ちになった教員用の」 「でも、それって、結婚してなきゃ住めないんでしょう?」  あああ。うん。まあ、したいけどさ結婚。  飾り棚を開けようとして、俺は慌てて声をかけた。 「あああ。フランチェスカさん」  それで、棚周辺に密輸品でもあるのか。ってレベルで、探さないのが母さんとは違うな。  見付けて悲鳴って、いつもの奴もないし。 「なあに?ジョナサン?きゃん♡」  俺は、別に誤魔化すつもりはないが、彼女のうなじに顔を突っ込んだ。  おっぱいに手を出しながら。 「俺を、俺なんかを好きって言って、選んでくれたよね?ホントにありがとう」 「もう。だから、それが逆なのよ。私が、君に選ばれたのよ♡んにゃあ♡」  猫っぽい甘い声を上げていた。  うなじをクンクンしながら、彼女のおっぱいをクリクリして、パンツを指でクニャってしたから。 「だ♡だって♡あの時♡んっふ♡助けてくれたじゃにゃい♡」  軽く来ちゃってた。肉芽ちゃん弱点なの知ってたし♡  ああ♡おパンチュ♡クロッチ狭いエッチな奴♡  おパンチュをムイムイして、肉芽ちゃんを指で擦ってみた。 「ん♡ん♡お♡んふ♡!」  ああ♡床に「じゃー」しちゃった♡ 「べ、ベッドで、して♡」 「ベッドの上には、君の服でいっぱいだ。だから」  俺は、ズボンをずり降ろし、立ったまま彼女のお尻を鷲掴みした。  あああ♡ジュブブブ♡ジュブブ♡ってなってる♡ 「もう♡朝あんなにしたのに♡」 「フランチェスカ♡俺のフランチェスカ♡」 「――んにゃあ♡赤ちゃん出来ちゃう♡」 「じゃーしたところは、あとで俺が片付けるよ。フランチェスカ、愛してるよ♡」  目下の俺達の目標。赤ちゃん妊娠して結婚。赤ちゃんオギャーを共有♡  ビューってなって、力の抜けた彼女に、キスの嵐を見舞った。  これが、いきなり英雄になっちゃった俺と、彼女のムフフな日常だった。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加