蛇型第6話

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 なぜか猿たちは日本刀のようなものを持っていた。 「刀持っているぞ」康之は言って皆逃げた。猿たちは追いかけてきた。 「校舎のなかに入ったらやべえんじゃない」悟は言った。 「職員室に入ろう」 「校舎内だろ」 「クラスの教室に入るよりはいいだろ?」 「さすまたか?」 「そうだ、先生に助けてもらう」  悟は、玄関で他の生徒たちに向かって言った。 「みんな逃げて」  校舎内はパニックになった。 「怖い」生徒たちは逃げた。 「猿の団体が来た。危ないから教室内に入ってください」悟は言った。 「職員室に行こう」康之は言って皆逃げた。   悟たちは職員室に来た。 「先生また猿です」 「またか」 「今度は十匹くらいです」 「さすまたを使って守る」  英語教師は言ってさすまたを手にして猿たちを待っていた。猿たちは日本刀を振り回して職員室に入って来たのだ。 「危ない」  教師たちは言って生徒たちを逃げさせた。 「笑いは文明だ」猿は怒っているらしかった。 「なんとかする」教師の一人はさすまたで猿を捕らえて、日本刀を手から奪った。ほかの猿たちが怒っていた。
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