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なぜか猿たちは日本刀のようなものを持っていた。
「刀持っているぞ」康之は言って皆逃げた。猿たちは追いかけてきた。
「校舎のなかに入ったらやべえんじゃない」悟は言った。
「職員室に入ろう」
「校舎内だろ」
「クラスの教室に入るよりはいいだろ?」
「さすまたか?」
「そうだ、先生に助けてもらう」
悟は、玄関で他の生徒たちに向かって言った。
「みんな逃げて」
校舎内はパニックになった。
「怖い」生徒たちは逃げた。
「猿の団体が来た。危ないから教室内に入ってください」悟は言った。
「職員室に行こう」康之は言って皆逃げた。
悟たちは職員室に来た。
「先生また猿です」
「またか」
「今度は十匹くらいです」
「さすまたを使って守る」
英語教師は言ってさすまたを手にして猿たちを待っていた。猿たちは日本刀を振り回して職員室に入って来たのだ。
「危ない」
教師たちは言って生徒たちを逃げさせた。
「笑いは文明だ」猿は怒っているらしかった。
「なんとかする」教師の一人はさすまたで猿を捕らえて、日本刀を手から奪った。ほかの猿たちが怒っていた。
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