解放したいけど

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「これだな、確かにそうだな、ん?ダイレクトメッセージ?」 『とりあえず通報したから安心してくれ、お前の銀行確かそこだったはずだからさ』 「……おい、単なるフォロワーがなんでお前の地元の銀行を知っているんだ?」 「そ、それはリア友もフォローしてくれているから、そいつが通報してくれたんでしょう」  SNSを通して通報か犯人が無警戒だったところの隙を突いたのね、でもまあ結局ばれるよね。 「頭来たからぶち殺してえところだが、お前のSNSを見る感じ、具体的な事は書いてなさそうだな、まあ、俺達も目的は金で人殺しじゃねえからな」 「あざっす、はあ、一時はどうなるかと思ったあ」 「だが今度なめた真似しやがったらぶち殺すからな、そのつもりでいろよ」 「う、ういっす」  ある意味この人のおかげで、警察が来てくれたけど、それでも危険な事に変わりはなかったし、ここは注意しないと。 「ねえ、通報のきっかけを作ってくれたのは感謝するけど、危ないからもう止めてね」 「ういっす、まあでも銀行強盗に巻き込まれるなんてあんまないっすから」 「一生に1回あるかないかでしょう、せいぜい!もうイベント感覚から離れなさい!」 「へーーい」
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