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露天に入った高大はしばらく富士山を見た後、ドアの方をチラチラと見てくる。
呼ばれてるのかなと横峯は思ったが、思ったより運転疲れをしていて、服を脱ぐのが面倒くさく思えてしまった。このまま高大を眺めながら寛ごう。
しばらく露天につかりながらソワソワしていた高大は、とうとう身体を拭いて、バスタオルを巻きつけて、部屋の中に入ってきた。
「もー、大輔は温泉入らないの?」
ぼんやりと高大のバスタオル姿を眺める。
「おいで」
高大のバスタオルを引っぱる。スルッとバスタオルは横峯の膝の上に落ちて、高大の腕を引いてその膝の上に座らせる。
「富士山見えた?」
高大はバスタオルを取られると静かになった。
「俺も、いい眺めだった」
横峯は窓の方を指さす。露天が丸見えだったことに高大は気づいて声にならない声を上げた。
「うそぉぉ……」
「今も、だいぶいい眺めで、温泉入る前から疲れとれるわ」
横峯の手が、高大の尻を持ち上げる。指がすっと後孔を撫でた。
「ちょ、今……」
「うん。温泉に入ったからかな? 肌ももちもちして柔らかいよ」
言いながら横峯の指が中に入った。
「んっ……」
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