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横峯の下着を握りしめ、ソロリと後ろに指を入れる。
「……っ、んっ……」
こんなところで、と思いながらも、今は一人だし少しだけ、と高大は指をぐちぐちと動かす。気持ちいいところに指が当たるようにと、目の前の洗濯物に顔をうずめて、指を根もとまで入れる。
「……ふっ……んっ……足りなっ……」
高大は前側にも手を伸ばし、後ろと一緒に弄る。前を扱けば簡単に快感を得られるが、後ろは物足りなくて、顔を洗濯物に埋めたまま、夢中になって両方弄る。
「……んっ……はっ……」
もうイク、と高大が動きを止めたその瞬間、洗面所のドアがガチャと開いた。
「ここにいたんだね。高大のスーツ、クリーニングに出しておいたからね。……え?」
「……っん……あ?」
高大はゆるゆると顔を上げ、横峯の驚いた顔と目が合い、あっと慌てて指を抜こうと動かした瞬間にイッてしまった。
「……っ……あっ、あーっ!! っああっー!!」
穴があったら入りたい気持ちで、手近の洗濯物をかき集めて下半身を隠すようにした高大を、横峯はもう一度現状把握しようと目を見開いたが、すぐにドアを一度閉め、見えなくなったかと思うと、またすぐにドアを開ける。
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