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「そんなこと……!! 俺こそずっと高大のこと気になってたから、不安とか後悔とかしても、もう離してあげられない……だからごめんって。あと、洗濯物溜めてたのは……その、高大に、巣作りして欲しくて……それこそ、俺のものになって欲しくて、俺も……」
横峯はクッションに背中を預けて顔を覆う。
「あー……カッコ悪……」
何だか可愛くて、高大はクッションに身を預けている横峯に飛びついた。グフッと言いつつも受け止めてくれて、高大は顔をぐりぐりと横峯の胸に押しつけた。二人してクッションにどんどん沈んでいく。
「クローゼットにこっそり巣作りしても、俺が巣作りしたことにはならないからね。それじゃ大輔くんの巣じゃん。一緒にしよ?」
高大が言うと、横峯は高大を抱きしめ返した。
「いっぱい匂いつけとくから、ちゃんとヒートが来たら教えて。今日連絡取れなくて、ヒートが来たんじゃないかって気が気じゃなかった。俺にはヒート来ても教えてくれないんじゃないかって思ったら、怖かった」
力いっぱい横峯に抱きしめられて、高大は頷く。
胸の辺りにすがりつくと、高大の腹の辺りにゴリッと横峯のものの感触が感じられる。
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