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硬質な音が響いて、チョーカーが高大の首からゴトンと落ちた。
華奢なチョーカーをつけていた高大が心配で、頑丈なチョーカーをプレゼントしたが、我ながらやりすぎだったと横峯は思う。よく嫌がらずにこんな重いチョーカーをつけていたと、横峯は落ちたチョーカーを足で避けながら、反省する。
初めて見る高大のそこだけ日焼けしていない白いうなじに、横峯は生唾を飲み込んだ。そこから香り立つような匂いがする。熟れた瑞々しい果実を前にしたように、高大の香りが強くなる。横峯に噛んでほしいと全身から誘っているようだった。
自分に都合のいいように解釈して、すぐにでもそのうなじに噛みつきたいとの思いを、横峯はぐっとこらえる。
――痛くしたくないのに痛くして高大に刻みつけたい。
それでも、横峯は高大を抱えてベッドに戻ると、そっとベッドに下ろす。
いきなり噛みつきたいのを我慢して、ピンク色の突起に唇を這わせる。さっき鎖骨に当たって尖ったそこは、横峯の唇が触れると震え、唇を押し返す。
(可愛い……我慢……可愛い……)
横峯が舌を出して高大の先端を舐めると、肌も染まる。
「んぅっ……ぁっ……」
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