67人が本棚に入れています
本棚に追加
/106ページ
17. ライスシャワーじゃなくて ☆
高大は、部屋に入るなり横峯に抱きついた。
「えっ、甘えてくるなんて珍しいね」
ハグしたまま唇を突き出して、キス待ち顔をする高大の顔にしばし横峯は見とれる。
(かわいい……)
横峯はうぐっとなって、心のシャッターを連写した。
そんな態度にしびれを切らした高大が、自分から唇を寄せてくる。
「キス、してもいい?」
横峯の答えを聞かず、チュッチュッと小鳥のようなバードキスをしてくる高大がかわいくて、横峯は唇をペロリと舐めた。
すると、高大はすぐに唇を開いて横峯の舌を口内に受け入れた。
そこからは、横峯が高大の口内を貪り尽くすまでキスが終わらない。
「はっ……あふぁ……」
息継ぎに失敗した高大の声が漏れると、ますます横峯は高大の口内を舌の裏側まで舌でなぞる。
高大の口からこぼれた唾液を最後に舌で舐め取ると、横峯はそのまま高大のまぶたにキスを落とす。
そのまま、高大をベッドの上にそっと下ろす。
何かが足りない気がして、横峯はクローゼットから自分の服をひっぱり出して高大の周りに浴びせるように投げ出す。
最初のコメントを投稿しよう!