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キョトンとした顔で横峯を見ていた高大が、横峯の服に埋もれて、トロンとした顔でキュッと横峯の服を掴んだのを見て、横峯は満足気に微笑んだ。
そのまま、服の山の中に埋もれる高大を手探りで探す。
横峯の手が脇腹に触れると、「ひぁっ」と高大が声を上げる。
「くすぐったかったかな? ごめんね」
そう言って手を引こうとすると、高大の手が横峯の手を取った。
「だめ、触って……」
高大の手が、横峯の手を導いたのは、小さな突起だった。
「胸を触って欲しいの?」
横峯は手を少し引いて、問う。
「触って……ほしいよ、全部。大輔になら」
高大の見つめてくる瞳に吸い込まれるように横峯はチュッとキスをする。
高大の小さな突起をただ触るのはもったいなくて、突起の周りをゆるゆると撫でる。
高大が不満げに横峯の太腿に手をかけるので、突起を人さし指で弾くと、高大の身体がプルプルッと震えた。
「えっ……??」
「えっ……」
二人の声が重なる。
「嘘だぁ……」
高大が手を突き出して顔を覆う。
「俺……俺っ……嘘だぁ……」
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