17. ライスシャワーじゃなくて ☆

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「ホントに俺ってやつは……」  落ち込んだように独り言を言う高大を、横峯は無理矢理抱き寄せる。 「洗濯は後にして、もうちょっと寝よ。今日も洗濯日和って予報で言ってたから大丈夫」  これまでだったら「でも」とか言っていた高大が、ポスンと腕の中におさまるのが横峯には心地いい。  もうちょっとしたら一緒に洗濯するから、今だけはこうしていたい。  窓から射し込む光は、今日もいい天気だと教えてくれているけど。
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