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横峯がチーズナンの説明をして、初めて高大はカレーにはごはんだけじゃない選択肢に気づく。
「あああ、大輔くんはカレーにはパン派?!」
「大丈夫。学食のカレーだってごはんにかかってるでしょ？」
ニコニコと横峯は高大の慌てる姿を見ている。
「すごいなー。高大のカレーはクミンとか入ってるんだなー」
感心したように言う横峯に、高大はついて行けなくて、クミンについては後でスマホで検索しようと思いながら、とりあえずスプーンを並べて席についた。
「いただきます!!」
二人で向かい合って食べ始める。
「めちゃめちゃ美味いよこれ」
横峯が言うので、嬉しくなって高大も食べ進めていたが、突然ガリッと凄い歯ごたえがあり驚く。
そっと口から出すと、枝みたいなものが入っている。
「??」
「あは、高大シナモン入れたの取り忘れたのか」
横峯はそれを見て笑みを強くした。
「これ、シナモン？？ 取り出さなきゃいけなかったのか……」
高大は枝をまじまじと見る。そういえば、タイミングを逃したスパイスを煮込む時に適当に入れていた。
「知らないで使ってたの？」
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