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そして自分は素早く浴槽から出る。
中出しされた精液が俺の肛門から吹き出して湯を汚すのを知っているからだ。
支えが無くなって再び湯に沈みそうになるところを他の野郎が、俺の首を手荒に掴み引きとめる。
ケツ、腹、そして呼吸困難になる首…。
「…ッ…」
3重の苦しみの中、俺は湯の中に肛門から中出しされた精液を吹き出した。
「オホッ!コイツ、穴から出したぞ!」
「微温湯の中だと粘り気はどうなんだろうなあ」
「色は薄くなって溶かされた白い絵の具みたいだぜえ」
めいめい勝手な事を言っている。
そして、俺は首を引っ張られ、浴槽からタイルの上に無理矢理上がらされた。
「…っ…!」
やっぱりイテーが、犯される程じゃねー。
ようやく首を離されたところで俺は弱々しく言った。
「…リングを…リングを外してくれ…っ」
だが、連中は俺に見向きもしないで脱衣所へ移動する。
そして全員、体をバスタオルで拭き始めた。
まるで俺に興味がなくなったように。
『不能』…。
『サオを切り落とす』…。
さっき先輩が言っていた言葉が、まだ呆然としている俺の頭にリフレインする。
それはどんな攻められ方よりも強い恐怖でしかなかった。
湯から上がったばかりなのに、俺の全身が大きく震え出す。
奥歯がガタガタ鳴って、耳触りな位だ。
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