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「後から逆襲される事は無いっスか…?」
「大丈夫だ。その為に俺が居る。それに、こいつの喘ぎ声はなかなか良いものだぞ」
先輩の笑みが凶悪性を増した。
野郎連中も再び下品な笑顔になる。
「悲鳴も良いけど喘ぎ声だってよお!」
「細マッチョの喘ぎ声は、どんなかな〜」
「ってか、この鉄の味が堪らねえ!」
見上げると俺の服を切り裂いた奴がレロリと刃についた俺の血を舐め取った。
そのまま舌切って死ね!
俺は内心そう毒づきながら痛みに目が涙目になる。
「細マッチョさ〜ん、今、気持ち良くさせてあげるからねえ!」
「ヤクザのガキを犯すのも又、一興だぜえ!」
「先ずは俺からだ!」
「いや、俺からだ!」
「お前、こないだ犯した男の時も1番だったじゃねえか!」
ゲラゲラと部屋中に笑い声が響き渡った。
俺は今回、先輩の前にコイツ等に回されるのか…。
そう思うと絶望感で目の前が真っ暗になりそうだ。
先輩が他人事のようにスマホをいじりながら言う。
「皆で一斉に襲えば良いじゃないか」
回されるどころか、同時だったなんて…。
先輩は、俺が犯されているところを動画に撮るつもりらしい。
携帯をさっきからコッチに向けてニヤニヤしている。
俺は何を言っても無駄だというのはもう解っている。
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