桜の木の下で恋をして

6/11
前へ
/11ページ
次へ
2・ラブレター 新一くんのことが好きだと気がついたのは、1学期が始まったばかりの頃に新一くんのことが好きになったからだ。 あれから一週間過ぎた頃だった。 すると新一くんから、手紙のような伝言のようなものが渡された。 「なんだろこれ?」 疑問に思った私は、新一くんに、「なにこれ?」と聞いた。 新一くんは、「まぁ、、、見てみればわかるだろ。」と言った。 「ふーん。教えてくれないなんてケチだな!」 「はぁ?!」 「教えてくれたっていいのに!!」 「あえて教えないことで楽しみが増えるだろ!」 「えっ。そのためにあえて教えなかったってこと?」 「そうだよ!理由がしれて満足だろ!!」 「はーい。満足でぇーす!」 「とりあえず!その、手紙!後で見るんだぞ!」 「あっ!手紙なんだぁー。自分からネタバレしたね新一!」 「はぁ?!それが、俺に聞きたかった理由かよ?!」 「そうでーす!!騙せれてやんの!」 「はぁ?!うるせぇ!俺のことを甘く見るんじゃねぇ!」 「はいはい。分かりましたよ。」 「もういい!とりあえずそれ見とけ!分かったか!」 「はーい。見ときまーす。」 新一をからかうのはなんだか楽しい。 あとそれに、からかうのを嫌がる新一も好き。 私は、新一に心をもっと奪われたと感じた。 「あいつ、、、可愛い所あるじゃん。」と私は少し可愛らしい部分もあってとても嬉しかった。 「なんだよ!あいつ俺のことを甘く見やがって!」 でも、、、あいつが俺のことをからかう姿がなんだか可愛らしくてなんだか好き、、、だ。 あいつ、、、俺のことを甘く見ているとはいえあやなの行動全てがなぜか愛らしく見えてしまう。 「やっぱ俺、アイツのことが好きなんだな。」 俺は少し照れくさくなった。 新一をからかってから数分頃。 私は、新一に一緒に帰る誘いをしてみることにした。 「新一、、、今日、、、一緒に、、、帰れる?」 私は少し照れてしまった。 新一は、私が照れくさくなっているところに気がついてくれたからなのかもしれないけど、新一は丁寧に私の質問に答えてくれた。 「一緒に帰りたいのか?まぁ、、、ちょうど俺も一緒にあやなと一緒に帰えりた  かったからさちょうど、、、よかった。」 「えっ!」 私は新一にそんなことを言われたときとても嬉しかった。 「じゃぁ!一緒に帰ろう!」 「お、、、おう、、、。」 「なぁ、、、帰りの途中にあるアイスクリーム屋によって帰りたいか?」 「うん!よって帰ろうよ!」 新一と一緒に帰る機会が少ないけど私はこうゆう新一との時間を大切にしていきたいなと初めて思った。 「少しずつだけど恋人っぽくなってきたかも」と私は思った。 そして、新一と一緒に帰った放課後はなんだか特別だったように感じた。 そして、新一と別々の帰り道へと進む時間が来てしまった。 「寂しくなるけど、、、一緒に帰るの楽しかった。」 「ありがとう。」 「俺も楽しかった。」 「じゃあね、、、」 「うん、、、また明日。」 新一に「またね」と言おうとしたときだった。 「あやな!」 「何?」 「手紙読んだか?」 そう、、、私は新一から手紙を渡されて早めに手紙を読むように新一から言われていたけどその手紙には、「この謎を解けるのは俺のことをよく知っていて恋人であり彼女であるお前にしか溶けない秘密のメッセージの謎を解き明かせ」と書かれていた。 でも、、、本題のメッセージは書かれていなかった。 「読んでみたけど、、、謎解きみたいで答えがよく分からなかった。」 「当たり前だろ!お前に謎解き方式で手紙を書いたんだよ!」 「答え知りたいか?」と新一に言われたときは早く知りたくて仕方がなかった。 「うん!知りたい!」 「謎解きの答えは、、、」 「この、ペンを使えば答えがわかる。」 新一の手に握られていたのは、、、光を照らしたら文字が浮き出てくるマジックペンだった。 「えっっ!」 「そのペンを使えばいいの?」 「あぁ。」 「このペンっを使えばそのメッセージの謎は解ける。」 すると新一は、私がいるところまでマジックペンを持って来てくれた。 そして、新一は最後にこんな言葉を私に残して消えていってしまった。 「その手紙の謎が溶けたら、、、マンションの屋上に来い。」 新一はその言葉だけを残して、マンションの屋上へと向かいに行った。 「何よ急に!」と私は少し照れ気味にまでなっていた。 「でも、、、まるでドラマのワンシーンみたい。」と喜んでいる自分もいた。 「いっけない!早くこの手紙の謎を解き明かさなきゃ!」 私が、手紙にマジックペンを当てた時だった、、、。 「えっ、、、。」 手紙に隠されていたメッセージは、、、。 「お前と出会って、一ヶ月が過ぎた、、、俺はお前と出会えて良かったと今でも  思っている。」 「だから、今しか言えないことを今!この手紙で伝える、、、愛してる」 「そして、、、俺と付き合ってほしい」 「お前のことを一生守り続けるから、、、愛してる」 「この謎が溶けたら、、、マンションの屋上で待ってる。」と手紙には書かれてあった。 私は嬉しくなってマンションの屋上へと登っていった。 「新一!」 「おぉー。これはこれは、姫様ではないでしょうか。」 「謎解けたよ。」 「それはご苦労。」 「では、私の横へどうぞ。」 「はい。」 新一に呼ばれ、新一の隣に来たときだった、、、。 「謎解きお疲れ様でした」 「はい。」 「では、ショウ・タイム!」 すると、新一の指パッチの合図と同時に周りの景色が華やかに彩られていった。 「うわぁ、、、」と私が華やかな景色に見とれているときだった。 すると、、、。 「あやな、、、。」 「何?」 「俺お前のこと、、、出会ったときから好きだった。」 「うん、、、。」 「だから、、、俺と付き合ってくれないか。」 「いいよ!」 「本当か?!」 「うん!いいよ!私も新一と出会ったときから好きだった。」 「そうか、、、。」 「あやな、、、。」 「だから、何?」 「好きだ、、、愛してる」 「えっちょっ、、、ま」 「待っ、、、」 「チュッ、、、」 「好きだ愛してる」この言葉を言われてから数カ月後、、、私と新一は恋人として付き合い始めた。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加