桜の木の下で恋をして

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3・いじめっ子の愛梨ちゃん 新一と付き合い始めて、数ヶ月たった。 私は、新一と付き合い始めて数ヶ月経つ頃には、、、ライバルができていた。 ライバルとはクラスは別々だけど、、、いじめっ子でもある。 私のライバルでもあり、いじめっ子の佐藤愛梨だ。 私は、愛梨のことはよく知らないが、友だちからよく聞いていた情報によると、、、「今日も愛梨、、、クラスメイトいじめたんだってね」や「愛梨の態度さぁおかしくない?」など私の耳には色んな情報が耳に入ってきている。 私は、佐藤愛梨のことを振り返ってみれば見るほど相当いじめを長くやっていて、弱い者いじめを中心としてやっているとわかった。 しかも、いじめられた子に対して毎回、口癖かのように毎回こうゆうらしい「あなたは、私のことをよく知らいのはわかってるけど、、、私の目の前でよくもまぁ酷いこと言えるわね!」や「頭の中に脳みそ入ってるの?」とか色々といじめている子に対して猛毒を履いている。 そんな事を考えてみると相当やばいやつだとわかる。 私は、「そんなやつに新一を奪われたくないなぁ」と思った。 もし、、、私がいじめっ子の佐藤愛梨にいじめられてたら新一は助けてくれるかなと不安や恐ろしさがのしかかってきた。 その時だった。 私と新一のいるクラスに佐藤愛梨が来た、、、。 そして、愛梨はこう言った。 「ここのクラスに、近藤あやなって言う人っていない?」と言った。 私はすぐさまこう心のなかで呟いた。 「なんだよあいつ、近藤あやないる?って何様のつもり??」と思った。 私が心のなかで呟いてたとき、愛梨はこう続けた。 「おい。お前だろ、、、近藤あやな!!」度きつい言葉が私のスイッチを入れた。 「はぁ?お前、、、何様なんだよ。」 「私は一切お前こと知らねぇし!」 「本当に何様のつもり?」とスイッチが入りすぎたからか、半分、半ギレで愛梨に八つ当たりをした。 私は、小さい頃から弱い者いじめをする人が大嫌いだ。 「はぁ?お前よぉ私のことよく知らねぇのか?」 「当たり前だろ!知るわけねぇだろ。」 「チィ!生意気な野郎だなぁ!!」 「そっちが生意気なんだろうがよ!!」 私は、愛梨の態度がますます嫌いになり奈落の底に落としてやろうとしか考えてなかった。 そして私は、、、愛梨に表に出るように指示された。 「あんたさぁ、、、この愛梨様に向けてその口調はないんじゃなの?」 「少しは見をわきまえなさいよ!」 私はその言葉を聞いて、ますます私にはスイッチが入り込んだ。 「はぁ?身をわきまえろ?」 「そうよ。何がおかしいのよ!」 「おかしいのはそっちだろう、、、愛梨。」 「くっ、、、。」 とうとう愛梨は何も言えなくなってしまった、、、と思ったが愛梨は黙らなかった。 「ふっ、、、ははぁwww」 「何が面白いんだ」 「えっwあんたのその顔w本気すぎでしょw」 「お前に言われたくないわ、お嬢様ぶってるやつに。」 「はぁ?!」 「何?何か気に入らないことでもあった?」 「あっあるに、、、決まってるじゃない!」 愛梨は少し照れながら返事を返してきた。 私は、少し不思議に思った。 「なんで愛梨が、、、少し照れながら返事をしてくるの?」と。 私は、なんだか自分の後ろで違和感を感じた。 急いで振り返ったときだった。 「ガッコン!」 大きな音が、図書室で鳴り響く。 そう、、、私の後ろにいたのは、愛梨の彼氏だった。 愛梨の彼氏も、実は問題児だった。 愛梨と彼氏の、盛岡俊平はとても問題児だと前から聞いていた。 私は何で、頭を強く殴ったのだろうか。 愛梨の彼氏の手には、バットが握られていた。 すると愛梨は、私に向かってこう言ってきた。 「あぁれぇ〜?どうしたの〜?」 「頭血だらけですよ〜?大丈夫〜w?」 私は、その言葉でまたスイッチが入り込み、私は殺してやる一心で愛梨に殴りかかろうとしたときだった。 「パチン!」 私の手を誰かが抑え込む音がした。 私は、少し半泣きをしながらもゆっくりと顔を上げた。 「えっ、、、」 私の目の前にいたのは、、、新一だった。 私は思わず声を上げた。 「新一、、、どうしてここにいるの?」 新一は、私に優しく語りかけるようにこう言ってくれた。 「あやなが急に消えるもんだから、、、心配して来たんだよ。」 「どうしてこの場所が分かったの?」 「お前の親友の友達や、俺の親友の友達と一緒に探したり聞き込みをしたんだ   よ。」 「それで、、、図書室にいるってあやなを表に連れ出す愛梨と俊平を見たっていう目撃情報を聞いたから今ここにいる。」 「今は俺に任せろあやな。」 「いいな。」 新一の言葉を聞いて私は、泣きたくなったし嬉しかった。 「ありがとう助けに来てくれて、、、新一、、、」 私は必死に泣くのを堪えたができなかった。 「泣きたかったらこの喧嘩を終わらせてから俺のところで泣け。」 「う、、、うん!」 「あやな、、、そこいいか?」 「えっうん。」 「俺から離れるなよ。」 「うん。」 私と新一のこのやり取りを聞いていた愛梨は、やきもちを焼いていた。 「はぁ?どうゆうこと?」 「何がどうゆうことなんだよ。」 「新一くんは私のものじゃないの!」 そう、、、愛梨は私と新一が付き合い始めたときから、新一を奪い取ろうとしていた。 俊平とも約束をしていたのだろう。 「新一くんを私のものにしたいから、手伝って!」と。 俊平も、「手伝ってやるお前の為なら何でもする。」て、、、。 私は、逆に愛梨たちの会話のほうがつまらない会話をしているとしか思わない。 「ねぇ新一くん、、、今からでもいいのであれば私と付き合ってくれない!」 「ねぇ!それでいいでしょ新一くん!」 私は、愛梨が新一に付き合いたい一心で話しかけている言葉を聞いていると愛梨のことが少しずつ、、、嫌になってきたのと同時に吐き気を覚えた。 そんな事を思っていたその直後だった、、、。 「うっ、、、」 バットで頭を強打した痛みが徐々に浸透していった。 私は、バットを強く打って必死に痛みに耐えていたけど、、、私に限界が来てしまい痛みに耐えるのが困難になった。 ついに私は、新一の所にもたれかかることしかできなくなってしまった。 そんな私を見て新一は優しく声をかけてくれた。 「あやな、、、このやり取りを終えたら保健室に行こう。」 「できれば、俺の家で直してやりたいところだけど、、、親が最近帰宅してくる   のが遅くて家には誰にもいない状態だから、保健室に行って先生に直してもらおう。」 「うっ、、、うん。」 新一の言葉が私のことを支えてくれているように感じる。 新一の親は、医者と看護師をやっているとてもすごい実績を持っていてなおかつ、、、私の親と友達関係で親しんでいる。 「新一の言葉でなんとか落ちくことができる」と思ったときだった。 愛梨がまた新一に話しかけていた。 「新一くんどうしてこっちに来てくれないの?」 「あんな奴は、俊平と一緒に付き合えばいいんだから!」 「ねぇ?新一くん、私と付き合おうよ!あんな奴はほっといてさ!!」 新一と付き合っている、私がいるのに堂々と新一を奪おうとしてくる愛梨が私にとってはうざく感じる。 すると新一は、愛梨の言葉を聞いてこう言い返した。 「はぁ、、、。」 「あのなぁ、、、俺はお前と付き合いたいとも一言も言ってないんだけど。」 新一が怒っている姿を見るのはこれが初めてで、愛梨に向けて度きつい言葉が愛梨に刺さる。 そして新一は、こう続けた。 「あと、、、お前に一言言っておく。」 「うん!何?」 「もしかして、、、私と付き合ってくれるの!」 「違うに決まってるだろ!!」 「えっ、、、。」 「俺には、あやながいるし大切な人だっている。」 「そんな奴を、、、ほっておくことはできないだろ、、、!」 「あと、、、それにあやな以上の優しくて親切で可愛いやつはいないだろ。」 「あっ!私の性格とそっくりじゃん!!」 「じゃぁ、、、新一くんと付き合えるね!」 ものすごく、道を外れているとしか思えない。 あと、、、私相手のときと新一相手のときと声を変えるなんてきもすぎる、、、。 「うっ、、、」 まただ、、、愛梨の悪いところを漁れば漁るほど私の体調が悪くなる、、、。 「新一、、、私、、、もう限界、、、。」 「わかってる、あともう少しの辛抱だから、、、。」 新一がどれだけ私のことを守ろうとしているのかがよくわかる。 新一の心強さに気がついて関心していたら、新一からこう言われた。 「あやな、俺から離れないように強く握ってろ、、、。」 「いいな、、、。」 「うっ、、、うん、、、。」 すると、新一は私のことを軽々と落ち上げた。 私は、新一が何をしようとしてるのかわからないけど、助けてくれると私は新一のことを信じた。 「新一、、、何をするの?」 「抱っことかでもするの、、、?」 「いや、、、違う。」 「じゃぁ、、、何?」 「お姫様抱っこをするけど、緊張して手を離すなよ、、、。」 「えっ、、、あ、、、うん。」 そして、新一は私のことをお姫様抱っこしたあとに、新一は愛梨に向けてこのような一言を残して図書室をあとにした。 「お前に一つ伝えとく、俺は、、、お前なんかには恋には落ちねぇ、、、あと、俺が恋に落ちるのは、、、あやなしかいねぇから!」 「よく、覚えとけ!」 「バン!」  扉を強く閉じる音が私の耳を過ぎった。 そして、愛梨との新一の奪い合いは幕を閉じた。 保健室について、頭を包帯で固定をし終わったときだった。 「先生、、、お願いがあるんですけど。」 新一が急に先生を連れて表に出て行ってしまった。 「なんですか?」 「俺と、、、あやな二人っきりで話したいことがあるのでこの場をお借りしてもいいですか?」 「えぇ、、、もちろんいいですよ。」 「本当ですか?」 「えぇ!いいわよ。」 「あなた達の関係を崩したくないってゆう私の思いもあるから。」 「そうですか。」 「すみません、、、本当に、、、ありがとうございます!」 「うん!」 「それじゃぁ私は、荷物をまとめて職員室に行くから用が済んだら職員室まで来なさい。」 「はい。」 新一と会話し終わった坂井薫先生が帰ってきた。 坂井先生は続けてこう私に言ってきた。 「あやなさん、私は少しの間この場から離れるけど新一くんと喧嘩しないでね。」 「あ、、、はい。」 「あとそれに、、、今日みたいに意地を張って怪我する元になるからあまり無理しないでね。」 「はい!ありがとうございます。」 「それじゃぁまた後で!」 坂井先生は、保健室をあとにして出て行った。 坂井先生のあとを追いかけるかのように新一が恐る恐る中に入ってきた。 そして、私にこういった。 「さっきは怖い目にあったけど大丈夫だったか?」 「うん!新一が来てくれなかったら私今頃どうなってたか、、、。」 「でも、、、もう怖くないだろ。」 「えっ、、、どうゆうこと?」 「い、、、いや、、、な、、、なんでもない!」 「なにか言いたそうな顔してるけど〜?」 「してねぇし!」 「いや!してる!」 「してない!」 「してる!」 「してない!」 「してる!」 「してる!」 「あっ、、、。」 「自分で認めちゃったねぇ新一!」 「うるせぇ!す、、、少し噛んだだけだ!」 「はいはい。」 「てか、、、少し噛んだだけで逆ギレってどうゆうこと?!」 「彼氏としておかしんじゃ、、、。」 「チュ、、、」 「急に何なの?!キスし始めて!」 「ごめん、、、でも愛してる。」 「え、、、あ、、、私も愛してる、、、。」 最初は、状況を飲み込めなかった。 頭の中が真っ白になり始めていた。 でも、、、少し嬉しかったし心の中が暖かくなるように感じた。 これが、新一との初恋の始まり、、、なのかな?
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