北斗七星

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「政ちゃん、北斗七星が綺麗だよ!俺、北斗七星見るたび今晩のこと思い出すよ。今晩の政ちゃんとの事は俺の宝物だ」 「俺も北斗七星を見るたび、今夜のこと思い出して道雄が恋しくて泣くだろう」 「政ちゃん泣くの?」 「泣いちゃう!だからもう一度チャレンジする」 「みんな探しに来るよ」 道雄が立ち上がると政雄がまた押し倒してめちゃくちゃ抱いた。 道雄は何回も果てた。 ふたりはほてった身体を海で浴びっこして冷やした。 久しぶりに子供の頃みたいに楽しんだ。 帰郷 いよいよ、みんな国に帰る時が来た!船が迎えに来て皆んな乗船した。 皆んな帰れることに興奮していた、政雄以外道雄が乗っていないことに気づいていない。 船が動き始めて、やっと皆んな落ち着いて来た。 「あれ!道雄は?」 「政雄、道雄は何処にいったんだ」 「皆んなやっと気がついたか、道雄は乗っていない」 「なんでだ?」 「俺達の為にあいつは犠牲になったんだ」 「え!政雄、それはどう言うことだ」 政雄は道雄がどんなことをして缶詰をもらってきていたか、その為に帰れなくなり死んだことにしてくれと懇願されたことを話した。 だから皆んなも道雄の願いを叶えてほしい、協力してくれと頼んだ。 その話を聞いて皆んな泣いた。
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