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泥棒はいけないけどごめんなさい、少しもらうねと手でつかんだとき、住民が出て来て大きな声で日本兵だ〜と叫んだので慌てて山の方に逃げた。
大勢で追って来たのでどんどん上の方に逃げて大きな木の下で力尽きた。
俺もここで終わりかと覚悟を決めて豆腐を食べた。
豆腐じゃなかった、酒粕だった。
俺は酔っ払って寝てしまった。
目覚めた時誰もいなくなっていた。
どうも敵が軍をたてなおして強力になり俺達の軍はどんどん負けてきているようだ。
日本兵狩りが始まって俺は村人に追われたみたいだ。
村人も日本兵は怖いようで深追いはしないみたいで俺は助かった。
またジャングルを歩き始めた。1人で心細くて政ちゃんが恋しい。
政ちゃんどこにいるの〜!腹減った〜
「ほら、道雄、今焼けたところだ食え」
「え?政ちゃんどこにいたんだ〜怖かったよ〜」
「お前こそ、何処にいたんだ探したぞ!腹減っただろう?早く食え」
「なにこれ?」
「蛇!蛇ならいっぱいいるぞ。うまいか?」
「うまくないな、この際贅沢言ってられないや」
「政ちゃん蛇ばっか食べてたら夜でもずーと先まで見えるようになったよ!凄いな蛇って」
「そうだな凄い栄養あるんだな」
「政ちゃん俺ヘビ飽きた」
「他に食べれるもの探すか」
「うん!あ、小川の中に米が落ちている」
「え、あ誰か落として行ったんだな勿体無い」
米は水でふやけていたからそのまま食べれた。
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