北斗七星

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「久しぶりのご飯美味しいね」 「うん、うまい」 「ところで政ちゃん皆んな何処に行ったの?」 「お前通信兵だろ?通信で聞いてみろ」 「もう通信機なくした!山に逃げた時落としちゃった」 「じゃあ、なんとか皆んなと合流しなければな」 政ちゃんといると心強い、政ちゃんといるとなんとか生きていけそう。 ジャングルを抜けると皆んなと合流できた。 山を越えていくらしい!ここは何にも食べるものがない。 ジャングルの方が食べ物があった、でもジャングルには敵が大勢来ているらしい遭遇しなくてよかった。 随分死んでるな皆んな餓死だ。 「政ちゃん、そのうち俺たちもこうなるのかなぁ」 「道雄、弱音はくな」 「なんでこんな遠くまで来ちゃったんだろう」 「もう考えたってしょうがない!なんとしてでも生きるんだ」 「そうだね!ああ、もう俺疲れた少し休む」 いい匂がしてくるなぁ〜 「おい!この肉食え」 「俺はいらない!」 「食わないと死んじゃうぞ」 「やだ、やめろ俺はそんなの絶対食べない」 「おい!道雄立て、誰と話していたんだ?」 「あ、政ちゃん!隣にいる佐藤と話していたんだ。俺肉食べたくないのに無理やり食べさそうとするんだ」 「お前何言ってるんだ!佐藤はもう死んでいるよ。さあ、歩かないと最後尾になったら怪物に食われちゃうぞ」
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