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「道雄!俺に捕まれ、まだ俺の方が体力あるからな」
政ちゃんに捕まり歩き始めると1人の若者に目がいった。まだ17歳ぐらいの若者だ、まだ生きている!目にはハエがいっぱいたかっていてもう払う力もないんだろう。こんな姿母親が見たら切ながるだろうな、助けてやりたいが俺も政ちゃんにつかまってやっと歩いている状態だ、ごめんな!悲惨で涙が出て来る。
やっと山を越えてジャングルに入った。
ジャングルにはバナナがあった。俺たちは競って取って食べた。
敵が待ち構えているらしい。
玉砕命令が出た!
ここまで生き延びて来たがここで終わりか、でもなんか変だ。隊長が突撃と言っては戻ったり行ったり来たりのそんな繰り返しだ!
そのうちに敵側から戦争は終わったから投降しなさいと日本語で言ってきた。
隊長は終戦間近だと知っていたのだろうか?
「さあ、皆んな投降するぞ!」
皆んな隊長に続いて投降した。
隊長のお陰で命拾いした、でもこれからどうなるんだろう不安だ帰れるのかなぁ。
終戦
収容所に連れて行かれた。
何日たっても帰れないただ作業をして、1日一切れのパンとスープが与えられた。
捕虜は餓死寸前で投降してきたから毎日誰かが死んで行く。
そんなある日、敵兵が部屋に入って来て俺は所長室に連れていかれた。
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