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俺は何されるんだろうと怖くて震えていた。
所長はニコニコして、片言の日本語で話しかけてきた。
「怖がらないで!君は教師をしていたんだってね、私に日本語を教えてくれないか?私は英語を教えてあげる!毎日ここにきて」
所長さんはいい人そうなので安心した。
部屋に戻ると政ちゃんが心配して飛んできた。
「道雄、何かされたか?」
「大丈夫だよ!日本語教えてだって、毎日通うことになった」
「そうか、よかった!心配したぞー」
「所長さん、いい人そうだったよ!所長さん階級少佐なんだって偉い人なんだよ」
俺は翌日から毎日所長室に通って帰りにはいつもお土産に缶詰をもらって部屋のみんなにあげた。
そんなある日、所長が俺に好意を持っていることがわかった。
急に俺を抱きしめて口づけをしてきた。
俺はビックリして所長を跳ね除けて部屋を飛び出した。
でも、部屋で缶詰を楽しみにしている仲間がいる、せめて俺の周りの仲間だけでも餓死することなく栄養あるものを食べて元気で国に帰ってもらいたい。
もう人が死ぬのは見たくないそう思ってまた所長室に戻った。
所長室に戻ると所長が詫びてきた。
「もう、戻らないかと思った。君があまりにも綺麗だったからつい」
「いいですよ!キスぐらいなら」
「え!本当?」
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