北斗七星

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「お前、所長と寝ているのか?」 「政ちゃん、な、何言ってるんだ!そんなことしないよ、俺男だよ」 「そうか?それならいいんだ」 「政ちゃん俺はもう誰も死んで欲しくないんだ!せめて俺の周りの仲間だけでも生きて国に帰ってもらいたいんだ。その為なら俺はなんだってやる」 「道雄、そのためなら所長とも寝るのか?」 「それはしてないって言っただろう!もう聞くな」 「お前、俺たちの為に犠牲になることないんだぞ」 「政ちゃんは、もう、しつこいなぁ!話は終わり」 そう言って道雄は部屋に戻っていった。 くそ〜!所長にやられるくらいなら、あの時道雄がカフェーで酔っ払ったあの時、俺が犯していればよかった。 政雄は心の奥底に秘めた道雄への想いが溢れ出てきて悔しくてたまらなかった。 いつものように道雄は所長の所に通っている。 俺は、あの中で道雄が全裸で悶えてエロスが展開されているんだと思ったら悔しいし、道雄の白い身体を思い出してはドキドキして、道雄を抱きたい衝動にかられる。 また敵兵が所長室をのぞき見している。 俺は道雄を見せものにしたくなくて中の所長に聞こえるように大きな声で叫んだ。 「所長室を大勢のぞいているけど、何があるのかな、俺も覗きたいー!」 何事かと所長が出てきて敵兵は逃げて行った。
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