北斗七星

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「え!じゃあミチオ一緒に来てくれるの?ああ、嬉しい。ミチオ愛してる、愛してるよ」 「でも、敵兵だった俺をマイクの家の人は受け入れてくれないんじゃないか?それが怖い」 「ミチオのことは私が絶対護りぬく、どんなことがあっても私が幸せにしてあげる」 「マイク、頼もしいね!俺もマイクが好きだよ」 道雄は部屋に帰って皆んなに国に帰れることを伝えた。 皆んな大喜びだ! 政雄はひとり暗い顔をしている道雄に気がついた。 「道雄、お前は嬉しくないのか?」 「あ、政ちゃん嬉しいよ」 「道雄、外に出て話そう」 外に出て海辺でふたりゆっくり話した。 「なに!お前は帰らないのか?」 「政ちゃんだって薄々はわかっているんだろう?俺とマイクの関係」 「だからなんだ!ここだけの事だ」 「俺、こんなんじゃ家に帰ったって父さんに追い出されちゃう。妹だってこんな兄がいたら結婚だってできないよ」 「黙っていればいいじゃないか!俺は誰にも言わないぞ」 「俺もう男しかダメなんだ!きっと俺、もともと男好きなんだマイクがきっかけになっただけだ」 「なぁ、道雄!俺と一緒に帰ろう?俺はお前がいないとダメだ」 「政ちゃん、ありがとう!でも俺はマイクと行くよ。父さん達には死んだと伝えて」 「そんなこと言えないよ」
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