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信ちゃんが来た。
「遅れてごめん!もう飲んでるの」
信ちゃんはビールとポークカツレツを注文した。
うまそうだ!皆んなで摘みにして食べた。俺は空きっ腹にビールを飲んだのですぐ酔っ払ってしまった。
「道雄お前ほっぺた赤くなって化粧している女みたいだぞ」
「そうだな!俺は前からお前は女に生まれた方が良かったんじゃないかと思っていたんだ。お前が女だったら俺お前に惚れていたぞ」
「信ちゃん何言ってるんだ!お前彼女いるくせに浮気者だな、道雄、信ちゃんには気をつけろ」
「ばか、男に手出すか!政雄こそ道雄に惚れているんじゃないか?子供の頃からお前達は怪しかったからな」
「信ちゃん冗談はよせ!それよりあっちの席からなんか視線が刺さるんだが」
「ありゃ!女達が道雄を見ているぞ。あ、来る」
「え!向こうの女も皆んな競って道雄に会いに来る」
女達はキャキャいいながら道雄と握手して席に戻って行った。
「道雄あの女達と知り合いか?俺は保護者としてお前を護らなければ」
「政ちゃん何が保護者だもう俺は大人だよ!俺を映画俳優と間違えたんじゃないか?」
「道雄に似た俳優なんかいたかな?道雄は日本人離れした顔してるからな、ほっぺた赤くなって色っぽいし変な虫つかないように見張っていなければ」
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