北斗七星

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「何言ってるんだ、今日が政ちゃん達と最後かもしれないんだ」 「道雄、もうちょっとは遊べると思うぞ」 「俺も早く結婚しないといつどうなるかわからないからな」 「そうだよ、信ちゃんは相手がいるんだから急いだ方がいい。政ちゃんも早く見合いして結婚した方がいい童貞のまま死ぬのは思いが残るからな」 「道雄こいつ!酔っ払ったのか?俺が死ぬ前提で話するな」 「へん、今日は飲んだくれるんだ!政ちゃんに財布預けるから払ってね、オェ〜」 「あ、こら道雄、飲み過ぎだ!あ〜あゲロしてる」 「おい、道雄歩けるか?政雄どうするこれ」 「俺おぶって行くよ、今日は俺の部屋に泊める!」 「政雄、変な気おこすなよ」 「何言ってるんだ!もう、信ちゃんは帰れ」 「ハハハ、同じ社宅だから一緒だけど俺彼女に電話するから先に帰るよ!道雄にご馳走様って伝えておいて、じゃあね!」 信ちゃんが余りからかうから道雄の顔見ていると可愛くてなんか少し意識するようになったじゃないか! 本当に綺麗になったな、おぶって身体が触れるとドキドキする。 おれは男好きじゃないぞ道雄は弟みたいなもので可愛いだけだと政雄は熱くなる自分に言い聞かせた。 「政ちゃん大好き」 え!なんだ寝言かビックリさせやがって心臓がドキドキしてる。
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