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「それに、通信兵は大事な存在だ気絶されては困る、お前が我々全員の命を握っていると思いなさい」
「はい」
「ここは空中戦になったから我々はさあ、次の駐屯地を目指そう」
「政ちゃん、俺通信兵だったら人殺さないですむと思って志願したけど仲間の皆んなの命を握っている大事な任務だったんだね!俺は甘かった。信ちゃんのことは今は考えないようにするよ」
「そうだな俺もそうする。だけどお前は俺が絶対護る」
「ありがとう!お互い助け合って絶対生きて帰ろう」
途中ある村に寄った。
そこの村の人達は俺たちを凄く歓迎してくれた。
いつ来るかいつ来るかと俺達が来るのを待ち望んでいたようだ。
腹も減っていたからご馳走してくれたり歓迎の踊りをしてくれたり久々に楽しんだ。
俺は村長の娘に気に入られて村長に嫁に貰ってくれと頼まれたが、戦場にまた行かなければならないので丁重にお断りした。
その村で少し休んでからまた駐屯地を目指して出発した。
しばらくすると敵に遭遇した、激戦だったがなんとか敵を撤退させた。
俺は無線連絡していて出発が遅れた。
政ちゃんも少しそばにいたがすぐあと追うからといって先にいってもらった。
出発したときは皆んなの姿が無かった。
ひとり置いて行かれて迷った。
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