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リレー小説に必要不可欠なこと
『ネコヤモ』https://estar.jp/novels/26128435
の将継は心の機微で一人称が変化するキャラです。
私、この一人称が変化するキャラが大好物で、これ、大好きな小説、菊地秀行先生の『魔界都市シリーズ』の秋せつらさんの影響なんですけど、せつらさんに初めて出会った高校生の時、なんて凄いキャラなの!って感動したんですよね。
普段ののほほんとした春風のようなせつらさんの口調は「僕」です。
でも色んなきっかけで「私」にシフトチェンジすることがあって、「私に出会ってしまったな」とかいうシーンはゾクゾクします。
「私」のせつらさんは羅刹みたいに冷酷で容赦ないですし、彼を包み込む空気感そのものがキンと張り詰めた薄氷みたいになるんですよね。
私が大好きなドクターメフィストは、この「私」のせつらさんが大好きで、「私」のせつらさんへのデレ具合が死ぬほど好きです🤭←「私」のせつらは「僕」の時以上に情ない男なので、塩対応されるんですけど、それにすら快感を覚えるメフィスト先生が好き(笑)。
と、話がそれましたが、将継は普段は「私」と称するキャラです。
将継が「俺」にシフトチェンジするのは、彼が冷静じゃいられない時です。
そのスイッチは「怒り」の場合もありますが、大抵は「情欲」が大きく関わっているイメージです。
雄みが高まった時に出てくるのが「俺」と言った感じでしょうか。
この人称のチェンジで、喋り方にも変化を付けて書いているつもりです(過去はこの辺が明確ではなかったんですが、少なくとも最近は徹底しています)。
「そんなことしたくない」というセリフがあったとして、「私」の将継ならば「私だってそんなことをしたいわけじゃないんだよ」と言いますが、「俺」の将継ならば「俺だってンなことをしたいわけじゃねぇんだよ」みたいに台詞回しが荒っぽくなります。
実はちろたん(https://estar.jp/users/372732714)にこの辺りの機微をうまく伝えきれていなくて(というか昔は私自身、将継を掴み切れていなくて、セリフが揺れ気味だったくらいだったので)、回を追うごとに私が明確な線引きをするようになった将継回と、ちろたん回での将継のセリフ回しが少しずつ乖離するようになってきたんじゃないかなと思っています。
鋭い読者様にはもしかしたらその辺りを察知させていたかも?と反省しつつ。
今までも、「どうしても違う」って感じた時はちろたんにお願いして将継のセリフ、直してもらっていましたが、このくらいなら許容範囲かな?については『そんなに言ったらちろたん、嫌かな?』とか思って見て見ぬふりをしてきました⤵︎
でもここ最近は『もっとちゃんとしないと!(ちろたんはそういうことで気分を害する人じゃない!)』と心を入れ替えて、ちろたん担当回の将継のセリフや行動、かなりしっかりチェックさせてもらって〝違う〟って少しでも感じたら「こうして欲しい」と明言しています。
↑先日ちろたんと相談して、過去の将継のセリフについても少しずつ最初の方から時間のある時に二人でこっそりと直していこうという話になっています。私の将継回含め。(ええ、こっそりと🤭)
過去に何作か一緒にリレー小説を書いてきた(https://estar.jp/collections/2260722)雪(https://estar.jp/users/117421755)とは元々リアルな友人で、だからこそ最初からその辺りについてもお互い自分持ち出しキャラについて割と遠慮なく「ここ違う」「この子はこういう時はこう喋るんよ」を言えていたんですね、きっと。
その上で、尚且つ普段からキャラたちについてのああでもないこーでもないというくだらない創作雑談トークで盛り上がることも多くて…お互いのキャラについて「こいつはこういうやつだよね」とか「この子はこういう時はこんな行動取るよね」を2人して語りまくっているので、そういうズレが生じにくかったのかも、と今更のように気づきました。
(先日も『一線』https://estar.jp/novels/23609510の逸樹、直人談義で盛り上がって楽しかった!)
組む相手が変われば、〝その方との関係のすり合わせから始めないといけない〟のは当然だったわけで、お互いに伝えたいことをハッキリと伝えられるようになるまでにはそれなりの時間を要してしまうから、難しさを感じちゃうのかな?と、改めてリレー小説の難しさを実感していたりしています。
ちろたんにも最近になってやっと、伝えたいことをハッキリ伝えられるようになってきた私ですが(言えてるようで、つい最近までホント、まだ結構ネコ被ってたんですよね、私。←あれでも💦)、ちろたんはどうかな。
まだ私に遠慮があって、私が書いてる時の深月の言動に対する違和感とか、ちゃんと全部指摘し切れてないんじゃないかな?とかソワソワしつつ。
作品を良くしようと思ったら、リレー相手のことを尊重するのは当然として…それとは別、キャラのブレなどはどちらが書いても読者さんに感じさせないよう、しっかり伝え合える人間関係の構築が必要不可欠なんだと痛感しています。
後少しだけど、ちろたんも遠慮なく深月の言動チェックしてね?
ここに関してだけはお互い遠慮はすまいね?٩(ˊᗜˋ*)و
※今回の記事は掲載前の下書き段階でちろたんには読んでもらっていて、掲載の許可を取っています。
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【雑談】
今日は勤め先がお休みのため、旦那に有給休暇を取ってもらって一緒に映画を観てくる予定です。
『エイリアン:ロムルス』を観ようかと話してます🤭
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(2024/09/17)
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