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生命燃ゆ！‥‥ホタルの灯火
‥‥‥その時の事だった！
今迄、ゴキブリだと思っていた黒い色をした虫の亡骸のお尻の辺りが光に照らされて、やがて、ピクリッと動き始めると、夜の闇の中へと姿が消えて行くのだった。
「‥‥‥ひょっとしたら、ミカの想いが神様に通じて、そのゴキブリがホタルに生まれ変わったのかもネェ？」
「‥‥‥‥‥‥‥‥。。。」
その時、ママは、僅かながらにも笑みを浮かべながら、そう呟いていた。
もしも、人間社会から害虫呼ばわりされてしまうゴキブリがホタルに生まれ変われる世界がこの世の中なら、、、
人間は、どんな生き物の生まれ変わりなのかしらネェ？
それ以来、ワタシは、鏡の中を覗いても、悪魔の姿を見る事は無かった。
《 完 》
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