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第0章 序章。
時は群雄割拠の戦国乱世…ではなく、
豊臣秀吉により天下の動乱は間もなく収束を迎えようとしていました。
但し…
琴葉「結葉、猿に天下統一させるの?」
結葉「我ら一族の無念を考えたら…
豊臣家も滅するべきではないかしら?目には目を歯には歯を…滅びには滅びを…」
小田原北条家の治める領地で…
結葉が物騒な事を口にしていると…
風魔小太郎「ふふ、何やら物騒な事を口にする女達だな…」
風魔忍者隊の頭領・風魔小太郎とその配下で唯一のくノ一・璃櫻。
璃櫻「小太郎様、小田原北条氏は風魔忍者隊が編成された頃から…北条早雲様の頃よりのお付き合い。我らも小田原北条氏が滅びるのは…」
風魔小太郎「ふふ、確かに困るな。
雷親父からの説教が恐ろしい事になるやも知れぬな…」
結葉「では…利害は一致したわね…」
琴葉「風魔忍者隊は術を使うのよね?
小田原北条氏を守るために力を借りるわね…」
こうして結葉と琴葉は、
風魔忍者隊の協力を得る事に成功し、
小田原北条氏を守るため尽力する事になるのですが…
璃櫻「小田原北条氏を守るならば…
八王子城の陥落を阻止するべし…。」
風魔小太郎の側近である唯一のくノ一・璃櫻は妙に戦に関して精通しており小田原北条氏の全てを知り尽くしておりました。
結葉「八王子城は北条氏照様が築いた山城で小田原城を守る人間達の関係者ばかりが避難している場所ね…」
小田原北条氏は〈絆〉に重きを置く
人情味溢れる大名家で相模国にいる者はもちろんの事、事情があり他の国に移動した者も皆、家族と呼びます。
結葉「私達の一族で存命している
人間達は殆どいないわ…」
琴葉「確かに…ね。」
殆ど親族や家族を喪った結葉と琴葉には全員家族と呼び和気あいあいとしている北条家の空気感がとても心地よいと感じたのもありました。
そして…一行は
小田原征伐を中止させるために、
力を発揮する事にしました。
結葉「行動開始!」
琴葉「そうね…!」
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