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光から
「芳雄、芳雄、芳雄!」
「芳ちゃん芳ちゃん芳ちゃん!」
ぼんやりした光の中から俺を確かに誰かが呼んでいたのだ!
遠くに聴こえる声!
「先生〜患者さんがぁ〜!」
急に強い光が見えた!
相変わらず遠くに聴こえる雑多な音と声だった。
「心拍数は、脈は、血圧は?、瞳孔はどうだ!」
それからどのくらいなのかわからないけど!
ハッキリ見えて来た感じ!
泣いている母と父!
ピコーンピコーンの音!
「もう大丈夫、お母さんお父さん息子さんは奇跡的に持ち直しましたよ!」
父と母に知らないオヤジが遠くで言っている!
「ここからは、さらに体力勝負です、若いから大丈夫でしょう」
知らないオヤジ・・あれは医者か?
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