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綾子
綾子が俺の顔を覗いて涙を流している!
あゝそうか・・綾子とドライブデートでの事故・・だった!
思い出した!
思い出したら・・綾子に怒りが増して来た!
「オマエが帰りに海沿いをって言って・・俺は雨で煙っているから東名でって言ったのに!」
「どうしても海沿いで帰りたいって・・それで箱根の山越で・・この始末!」
怒涛の勢いで俺は綾子に文句タラタラだったんだ。
綾子が俺に言った。
「ごめ〜ん・・そんなに怒んないでよぉ〜!」
何がごめ〜んだよぉ〜!
尚更綾子に怒りが増していた!
付き逢う時から綾子はどこか鼻につく感じがしていたんだ!
まぁ・・美人によくある自己中的な感じだったりしてね!
付き逢う時はそれも美人の特権みたいに俺は隣に居る綾子を自慢気にしていたのも事実なんだ。
もう息切れするほどに俺は綾子に文句を言っていた。
綾子はそんな俺にただ単にごめんを繰り返すだけだった。
「・・もういいかなぁ〜言いたいことは言えたぁ〜?」
綾子は俺に言って・・きた。
「ハァ?
なんだよぉ〜言いたいことが言えったって反省して無いじゃんかぁ!」
どこか人事みたいな綾子に・・俺は疲れた感じだった。
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