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イーダはトボトボさせたまま足を歩ませる。
「あ、イーダ先輩だ」
「こらノーナ!」
ノーナがイーダに声をかけようとしたところシュカシュカがノーナの頭を小突く。
「あの人は悪い人ですよ何度言ったらわかるんですか!」
シュカシュカは頬を膨らませている。
「しかししかしイーダ先輩は悪くないもん猫ちゃんが悪いもん」
「ノーナはその現場に居合わせてたんですか!?」
「あっ」
ノーナはシュカシュカの言葉に口ごもる。
「とにかくイーダ先輩を相手にしちゃいけません!」
「はぁい…」
ノーナはシュカシュカの言う事には逆らえずその場を後にする。
「良いのかいアンタはそれでも」
そこに現れるはニコニコ。
ニコニコはシュカシュカに言った。
「イーダは相当に傷ついてるよ。それで彼が自殺とかしてしまったら?アンタはあの時彼を許してたら良かったってならないかい?」
「ニコニコ先輩には関係ないですぅ!」
シュカシュカは言う。
「幼いねえだからアンタはガキんちょなのよ」
ニコニコは呆れる。
「ガキんちょって言うなですぅ!」
シュカシュカは顔を真っ赤にして反発する。
「ガキんちょ…」とボソリと言うノーナ。
「ノーナちゃんまで!?」シュカシュカはショックを受ける。
こそりとイーダの様子を見に行っていたチイチイ。
ニコニコが助け舟を出してくれてた事で「ニコニコグッジョブ!」と密かに言った。
シュカシュカは「神よシュカシュカが悪いんですかぁ?」とロザリオを掲げて祈りまくっていた。
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