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ノフィンは白馬を走らせていた。
イーダは猫の事をずっと気にかけていた。
僕は猫ちゃんがどうなったかを知らないがきっと生きているだろう。
仮に、死んだとしてもあの子なら成仏させてくれて、何かしらイーダ君を励ます言葉をかけてくれるはずだ。
ノフィンはそう思いながら。
そしてそしてある所で白馬を止める。
「ドウドウ…」
ノフィンは馬から降りた。
「ここか……」
ノフィンは長く続く石の階段を見た。
そしてそして2体の狐の石像がノフィンを出迎える。
そうそこは神社であった。
奥には巫女が人に取り憑いた霊を払っていた。
「ふうこれで霊は払われましたよ」
「ありがとうございますありがとうございます」
女は手を合わせて拝む。
女が去った後ノフィンが現れた。
「あら貴方は」
「やあ」
ノフィンはその巫女に挨拶をした。
因みにそこは徳島の神山と言う地方。
そこはその名の通り神の降りる場所と言われている。
神聖な山は修験道の聖地でもある。
田舎で何も無いが空海が結界を張った場所でもある。
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