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チイチイはフットから煽られてイーダに聞く事にする。
「イーダ何があったんかウチに話してみ?」
しかししかし人目が気になるイーダは「人目のつかない所に行きましょう」と言ってチイチイに相談を持ち掛けた。
人目のつかない所。
「実は道路で猫が轢かれてのたうち回っていて、でもでも僕は後ろのクラクションにビックリしてそのまま進んでしまったんです」
「なんやってえぇ!!?」
チイチイは思わず大声を上げてしまう。
イーダは慌ててチイチイの口を塞ぐ。
「チイチイママ声が大きい!」
「ごめんごめん、でもありえへんよそんな事…」
チイチイが言う。
「僕も悪かったと思ってるんですよ。でもしょうがないじゃないですか。僕じゃとても助けられないし……」
「しかしなぁ、その場合まりりんかのぞのぞに診せてもらったら良かったんちゃうん?」
「うぅ……そこまでは思いつきませんでした……」
そしてそしてその裏でフットはイーダ達の後をこっそりと着いてきていた。
(ははんそう言う事か。良い話のタネが出来たぜ!)
身の回りのネタに困り何をニュースにするべきかフットは困っていたのだ。
実は実は、スイーツ城では身の回りのニュースを書く宿題が課せられていた。
フットはそれをそれを絶好の機会と捉えた。
しかししかしフットが隠れて聞き耳を立てている事を知らないイーダはチイチイに言った。
「チイチイママ、その事は絶対他の隊員には知らせないでください。その事がバレると僕は居場所が無くなってしまいます」
「安心し。ウチはこう見えても口は堅いんや。絶対他の隊員には知らせたりせんからな!」
全てはもう遅い事も知らずに…。
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