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プロローグ(南瀬1)
中津川君が行方不明になった。
中津川君は僕のバイト仲間だ。
おそらく彼が行方不明になった直後、バイト先の店長に頼まれたこともあって、僕は彼のアパートを訪れている。
その時、彼の部屋で僕が見つけたものは、彼のものと思われる大量の髪の毛だった。
その髪の毛の量は、もう何年も、いや何十年も、髪を伸ばしていたのではないかと思えるほどの量だった。
異常だった。
僕は怖くなって、彼の部屋を飛び出した。
その際、ベッドの前に落ちていた彼の手帳を僕は咄嗟に手にしていた。
ここに記したことは、その中津川君の手帳に書かれていたことだ。
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