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第1話 私がクラス委員長?
※ 実話なので、胸のすくような結末ではありません。予めご了承ください。
いじめの話題にふれています、不快に思う方はご遠慮ください。
* * *
(なにがどうして、こうなった??)
中学生になったばかりの私は、気が付いたらクラス委員長になっていた。
クラス委員長は、男女一人ずつだ。
別に立候補したわけではない。
小学校の頃は、なんとか目立とうと率先して立候補したこともあったが、それは当時の私は転校生で友達がいなかったためだ。
今は、それなりに友達もいる。
中学校では、目立つつもりはなかった。
苦手な勉強をがんばり、あとはバスケをして過ごそうと思っていた。
漫画も描きたい。
私の願いは、友達を100人作ることではない。
少ない仲間と楽しくやれればそれでよかった。
なのに、なぜか女子のクラス委員長になっていた。
中学の新しいクラスに、小学校で仲の良かったミユキちゃんがいたからだ。
各委員会の所属を決める前に、担任の女教師はクラス委員を決めて司会をするようにうながした。
しかし、誰も立候補はしなかった。
そこで、先生が出席簿を見ながら無作為に数人指名し、推薦させた。
その中に、私の創作仲間のミユキちゃんがいた。
ミユキちゃんは、私の名を挙げた。
そうして、過半数の挙手によって気がつけば委員長になっていた。
もしかすると、眼鏡に三つ編み姿だったので、見かけだけは完璧な委員長だった為かも知れない。
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