42 初めて ※

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 私の何かはヴァイオレットのままだ。ヒュー王子に激しく恋をした18歳の公爵令嬢のまま。私の何かはヒューに惹かれた20歳だ。  ヒューも素早くTシャツとハーフパンツと下着を脱ぎ捨てた。鍛え上げられた上腕二頭筋と胸板に男らしさを感じて、私は耐え難いときめきを感じた。嬉しくて恥ずかしくて胸が弾んで、私は震えてしまいそうだった。  あぁんっ!    私の胸の先は刺激されて立ち、私は声を上げて思わずヒューの髪を触った。濡れた髪の奥から、ヒューの瞳が煌めき、私を色っぽく悩ましげに見つめていて、彼の手と体温を直に感じて私はとろけそうだった。彼は口で私の胸の頂きを甘噛みして舐め上げて、揉んで私を甘く悶えさせている。  結婚して初夜が来たらするはずだったことを今互いに求め合ってしているのだ。  そのまま私の足の間にヒューの手が伸びてきた。私の太ももをヒューが優しく撫であげて、私は足を擦り合わせて逃げようとした。でも、ヒューの手はスッと私の秘部に届き、愛撫した。私は声を上げてのけぞった。  はぁっん……やんっあっあんっあぁんっあんっ……  ヒューの手はそのまま私の中心をゆっくりと優しく愛撫し続け、私は胸を揺らして恥ずかしがった。手をヒューの手にかけてやめさせようと喘いだ。  いっんやっあぁっんっ 「君のここはもう濡れている。ヴァイオレット、僕は君が欲しいんだ」  ヒューはそのまま私の唇にキスをしてきて、舌を入れながら、私の秘部を愛撫し続け、私は腰を淫らに揺らしてしまった。腰が浮いてしまい、愛撫されて嬌声が漏れ出てしまう。  
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