43 カール大帝と恋 ジゼルSide ※

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 夫は毎日ように店にやってきて、花やお菓子をプレゼントしてくれた。そして、結婚を申し込んでくれた。ダイヤ石がついた指輪を私にくれたのだ。  そして、私は優しい目をして私を見つめる子爵を夫にすることに決めた。愛があった訳ではない。しかし、私は彼の優しさにほだされたのだ。  結婚式は素晴らしかった。夫が全てを準備をしてくれた。私たちは初めてのキスを結婚式でした。初夜の夜、夫は私が何もかも初めてだと知って大喜びした。痛かったら大変だろうと、夫は私を受け数ヶ月かけて大切に扱って、ゆっくりと体をならした。この点も後の人生を変える大事なポイントだった。  初めての夜、侍女たちに風呂に入れられて全てを磨かれた。真新しいネグリジェが用意されていて、18歳の私は夫を大人しく寝室で待った。  夫は優しく私のネグリジェを脱がしてゆっくりとキスをした。よくわからなかった。それから胸にもキスをされた。 「誰かにされたことがあるの?」  夫は胸の先にキスをして、悶える私に尋ねた。私は恥ずかしくて首を振った。顔が真っ赤だった。私のウブな反応に夫は大喜びして大興奮をした。本当に初めてだったから。
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