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私は仮面の男性にエスコートされて、そのままダンスホールを出た。漣のような驚きがダンスホールに広がるのは感じた。だが、私は仮面の男性が誰だか分からず、またここでの作法が分からず、そのまま導かれるままに付いて行った。
非常に豪華な部屋に入ると、男性は仮面を取り、私の手を取って恭しくキスをした。
「名乗り遅れて申し訳ない。カールだ。職務は大帝だ」
私はあまりに有名なその人を圧倒される思いで見つめた。統治者であらせられるカール大帝のことはよく知っている。肖像画を見たことが何度もある。
私は肖像画よりも素晴らしい美男子の彼を見つめた。夫よりも年上なのは間違いないが、男性的な魅力は夫を優っていた。
私が驚きのあまりに固まっていると、そのまま唇にキスをされた。夫がまだ一度しかしたことのない舌が入ってくるキスだ。
んっんっ
私は甘い口付けに悶えた。ドレスは簡単には脱げない。そのまま私はドレスのスカートを捲り上げられて、カール大帝が私のドレスの中に頭から侵入するのを身動きもできずに受け入れた。
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