44 辺境の地レキュール 考察会

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 今日純斗の部屋に揃ったメンバーは、大家さん、魔導時ジーニン、純斗と私だ。純斗は私がスマホで撮った写真を拡大したものを壁一面に設置されたホワイトボードに貼って、登場人物相関図を作った。登場人物の大半は私がスマホで撮ったものだ。ヒューは用事があるからと、遅れてやってくることになっていた。 「新規に追加された人物は、聖女候補のカトリーヌ、ルネ伯爵家の侍女、国王陛下、サンル・デ・カルマラ王立修道院の院長、君の継母のルイーズ、妹のアンヌ、料理人のベスだね」  純斗はテキパキと印刷した写真をホワイトボードに並べた。 「でも、写真が無い人物がまだいるね。アルフレッド王子とマルグリッドの兄だ」 「そうなの。まだ会っていないのよ」  私は純斗に答えた。ジーニンは、額にしわを寄せて一瞬考え込んで教えてくれた。 「マルグリッドの兄は確かポールという名前です。ヒューより2歳上でございます」 「オーケー、2人の名前をここに書いておくよ」  純斗はマジックでボードに書いた。 「それからゲットしたアイテムは、『聖フランセーズの防御の盾』と、『聖ヴィクトワールの剣』だね。ここに写真を貼るよ」  アイテムとカテゴリしながら、純斗は縦と剣の写真を貼った。 「さあ、どう攻略するかだな」  純斗は腕組みをしながらホワイトボードを見た。
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