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01 アデルの初恋 侍女アデルSide ※
ボアルネハルトのバリドン公爵邸でヴァイオレットお嬢様の侍女をしている23歳の私の初めての恋は、突然に始まった。私の名はアデルだ。幸せになりたい。花嫁になりたいと願っている。
バリドン公爵邸の庭に青紫のユキワリソウが咲いているのが見える。紅葉したベニバスモモのピンクの花が見える。チェリープラムだ。
春の日差しが柔らかく差し込む階上の一室は、いかにも貴族らしい調度品で整えられていて、贅沢だ。私はベッドにいる。
私の初めての恋人は貴族のノエルだ。男爵だという。
胸を揉まれて私は嬌声をあげた。胸の先はピンク色に染まって感じて立ち、ノエルが舌で転がすたびにあそこがきゅんきゅん感じてしまう。甘く喘ぐ。ノエルの硬いものが私のあそこを突き上げて、私は大きく開いた両足越しにウェストをつかまれていて、押し寄せる快感の波に目を開けていられなくなった。シーツをつかんでいた手をノエルの首に回して甘く喘ぐ。
あぁっあんっあんっあぁっんっんっ!
好き
私はお嬢様の侍女のアデルだ。数ヶ月に渡ってノエルに口説かれた。とても素敵な男性だ。結婚の約束なしに体を許してはいけないのは当然知っている。でも、彼は私と結婚してくれると言ってくれたのだ。
本当かなんて、結果が出るまで誰にも分かるわけがない。
私は何もかもが初めての経験だった。彼が私に色んなことをゆっくりと教え込んだ。やがて、私はとてつもない快感を感じるまでになった。私の体を彼はものすごく褒めてくれた。初めてだから、何もかもが嬉しかった。
やん! あぁっ!あぁっあぁっんあん!
思えば、彼は偶然にも、いつもお嬢様が留守の時に私を呼び出した。だから私は彼のところに行くことができたのだ。バリドン公爵家の隣の敷地にいつの間にかノエルが越してきていて、私は勝手口からこの数ヶ月出入りしていた。
「ノエルっあぁっ大好きっぃ」
「アデル、最高だよ。僕も大好きだ」
っいってしまうっ
そんなに締め付けたら、我慢できないよ
あぁっあんっあんんっ!
彼は私にささやき、私は彼にうなずいた。いよいよ彼の腰の動きが早くなり、私は頭の中が真っ白になって叫んだ。
あぁぁぁぁぁっあんっあぁっ!
彼が高みに達して動きを止めた時、私の体はびくびくと震えていた。
「愛しているよ、アデル」
「私もよ、ノエル」
彼の唇が私の唇に重なり、私たちは口付けをした。
私はしばらくベッドの中で動けなかった。心地よい温かさを彼の腕の中で感じた。
「ねぇ、お嬢様は次はいつレキュールの地に行くの?君も一緒について行くんでしょう?」
ノエルが腕枕をしたまま私に聞いた。
「ノエルったら、会えないからって拗ねないで」
私は彼のほっぺを軽く笑いながらつついた。彼は思わず苦笑した。
「そうだね。君に会えないとすごく寂しい」
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