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第零話 昔 殺されそうになった話...
これは...亡くなったお袋から聞いた? 話だ...
俺は産まれて1歳になる直前で、高熱出して危なかった時があったらしい...
その時、親父の家の姑さんにこう言われたって...
そんな熱くらいで慌てるより...ビニールの上に寝かしとけば...朝には熱下がってるよ...って
は? 何言ってるんだこの人は?って思ってらしい...
が、喧嘩したくないので俺を抱いて外へ...
外の風が良かったのか?俺の顔が少しずつ...少しずつ...いい感じになったんだって...
少し良くなったみたいなので、家の中へ...
そうしたら、そこの姑さんがビニール拡げて待ってたと...
ん?? 熱下がった? あー惜しかった...コナコと木箱...作れない...
て?なんだろう? コナコと木箱って?
その時お袋は、熱も下がってきたし...まー良いかって...
けど、その何年かした時に、牛舎の手伝い中に牛舎の藁積んである柱の上に、見た事のない...手のひらサイズの木箱とテルテル坊主みたいな銅製の様なモノを見たらしい...
まぁ これ以上は聞いても教えてくれなかったんだが...なぜだろう?
俺も小学校に入学する前に...
コノ二つ見たような気がするんだが...思い出せない...
けど...
さっきお袋の『言葉』思い出したんだ...
お袋も言ってた...
オマエは...アズカッテルコ... なんだよって...
だから、何としても守らないと...
だけど...アズカッテルコ...だからユウスケは大丈夫!!
きっと大丈夫...
きっと アレ がそばにいるはずだから...
アズカッテルコ?アレがそばにいる?大丈夫?守られてるん?
あの薄くて黒い影は...俺が生まれた時からそばにいたんだ...
アレってなんだ?
コナコと木箱の話は屋根裏部屋につづく...
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